お知らせ
2021-10-17 15:11:00
ニューサウスウェールズ州政府は、11月1日よりワクチン接種を完了した、海外旅行者に対する検疫を廃止することを発表
ニューサウスウェールズ州政府は、11月1日よりワクチン接種を完了した、海外旅行者に対する検疫を廃止することを発表しました。
検疫無しとなる条件は以下の通りです。
- オーストラリア人、永住者、及びその家族
- オーストラリア保健局(TGA)に承認されたワクチンの接種を完了していること
- オーストラリアに向けた出発前にPCR検査を受け、陰性が確認されていること
- オーストラリア保健局に承認されているワクチンは、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ、ジョンソンエンドジョンソンの4種類
ワクチン接種完了者の1日あたりの到着上限人数は撤廃されます。
ワクチン接種を終えていない人も入国することはできますが、引き続き自費による14日間の強制隔離を行う必要があり、到着者の人数も毎週210人を上限として制限されます。
現在オーストラリア人・永住者の出国は制限されていますが、この出国制限も11月中に廃止されることが発表されています。
この出国制限が廃止されれば、ニューサウスウェールズ州に住むオーストラリア人・永住者は、渡航先国の入国条件によっては、12月のクリスマスホリデーまでに海外旅行を再開できる可能性が出てきました。
オーストラリア人・永住者以外の海外旅行者に対する検疫廃止の具体的なスケジュールは現時点では示されていません。
まず、学生ビザ、ビジネスビザ所持者の入国者、その後感染が比較的抑えられているリスクの低い国からの一般の観光旅行者へと段階を踏んで拡大される予定です。
この海外旅行者の検疫廃止は、シドニーのあるニューサウスウェールズ州のみとなり、ゴールドコースト、ケアンズのあるクイーンズランド州、パースの西オーストラリア州等、他の州では実施されず、引き続きホテル強制隔離、または自宅での隔離が必要になります。
クイーンズランド州、西オーストラリア州は、現在もコロナゼロ戦略をとっており、ニューサウスウェールズ州等、新型コロナウィルスの新規感染者が報告されている州との州境を閉じて州間の移動を制限しています。
その為、シドニー空港に到着し隔離なしで自由に行動できても、クイーンズランド州などの他州への移動はできない、または他州着後に隔離などその州の制限が適用され、オーストラリア国内の州間の移動制限がますます長引く懸念が指摘されています。